Debian 12 bookwormでbluetoothマウスを使う。

一月前くらいに買ったLogicoolbluetoothマウス。
いつもはUSB端子にレシーバーを挿して接続しているが、今回はお試しでbluetooth接続を試みた。その手順をここにメモ。

 

今回使った環境。

 

やったこと

とりあえずDebian 12に初期段階でインストールされているBluezを使って接続してみたが、

$ bluetoothctl
Agent registered
[bluetooth]# power on
Failed to set power on: org.bluez.Error.Failed


とエラーが出てbluetoothを有効にすることが出来ない。

 

そこでBluemanをインストールしてみる。
これはグラフィカルなbluetoothマネージャであり、私が以前使っていたLinux mint 21で使用されているツールである。
以下のコマンドでインストール&実行。

$ sudo apt update
$ sudo apt install blueman
$ blueman-manager

 

起動すると、このようなポップアップが出るので、「Bluetooth を有効」をクリック。


クリックすると、ウィンドウが自動的に閉じられて、タスクトレイにBluetoothのアイコンが出るのでそれをクリック。再び設定画面のウィンドウが開く。

 


そうしたら左上の「検索」をクリックし、すぐに接続したいマウスの裏面にあるベアリングボタンを長押しする。

Bluetoothマウスが一覧に表示された。

バイス一覧にマウスが表示されたら、その項目をクリックで選択し「検索」ボタンの左にある鍵マークをクリックして接続。

これで無事Debian 12でもBluetoothのマウスを動作させることが出来た。
DebianUbuntuより初期状態で入っているパッケージが少なくてスッキリしている分、こういったデバイスとの相性問題の解決が難しい。いい勉強になるけどね。

Debian 12 bookworm LXQt版をインストール - その2 (APT, NVIDIAドライバの設定)

前回の続き。今回はDebian 12をインストール後にした設定を書きます。

 

目次

 

 

今回作業したノートPCのスペックは以下。

 

APTの設定

  1. パネル (Windowsでいうタスクバー) からQTerminalを開く。


  2. ターミナルからVimをインストール。以下のコマンドを実行。

    sudo apt update
    sudo apt install vim



  3. ターミナルで

    sudo vim /etc/apt/source.list

    を実行し、 /etc/apt/source.list を以下のように編集。

    deb http://deb.debian.org/debian/ bookworm main non-free-firmware non-free contrib
    deb-src http://deb.debian.org/debian/ bookworm main non-free-firmware non-free contrib

    deb http://security.debian.org/debian-security bookworm-security main non-free-firmware non-free contrib
    deb-src http://security.debian.org/debian-security bookworm-security main non-free-firmware non-free contrib

    deb http://deb.debian.org/debian/ bookworm-updates main non-free-firmware non-free contrib
    deb-src http://deb.debian.org/debian/ bookworm-updates main non-free-firmware non-free contrib



  4. リポジトリを再び更新する。

    sudo apt update

 

 

NVIDIAドライバのインストール

  1. 以下のコマンドでインストール。

    sudo apt update
    sudo apt install nvidia-driver firmware-misc-nonfree



  2. インストールが終わったら再起動し、以下のコマンドを実行。

    nvidia-smi

    以下のようなログが出ればOK.



  3. ドライバの導入自体はこれで完了。
    しかし、筆者の環境ではドライバ導入後もNVIDIAGPUが使用されていなかった。調べたところ、NVIDIAGPUには NVIDIA Optimus という、NVIDIAGPUと、CPUの内蔵GPUを切り替えて使用する機能があるのだが、どうも Debian 12 向けのNVIDIAドライバだとその辺が上手く自動設定されず、CPUの内蔵グラフィックスのみが使用されてしまうみたい。
    この問題については、 X.org を手動設定することで解決できた。

    1. xrandr, x11-xserver-utils をインストール。

      sudo apt install xrandr x11-xserver-utils


    2. /etc/X11/xorg.conf を編集。

      sudo vim /etc/X11/xorg.conf

      以下の文字列を追加。

      Section "ServerLayout"
          Identifier "layout"
          Screen 0 "nvidia"
          Inactive "intel"
      EndSection

      Section "Device"
          Identifier "nvidia"
          Driver "nvidia"
          BusID "PCI:1:0:0"
      EndSection

      Section "Screen"
          Identifier "nvidia"
          Device "nvidia"
          Option "AllowEmptyInitialConfiguration"
      EndSection

      Section "Device"
          Identifier "intel"
          Driver "modesetting"
          BusID "PCI:0:2:0"
          #Option "AccelMethod" "none"
      EndSection

      Section "Screen"
          Identifier "intel"
          Device "intel"
      EndSection


    3. SDDM (LXQtの標準ディスプレイマネージャ) のセットアップ時に実行されるコマンドを編集。

      sudo vim /usr/share/sddm/scripts/Xsetup

      /usr/share/sddm/scripts/Xsetup の最後尾に以下の文字列を追加。

      xrandr --setprovideroutputsource modesetting NVIDIA-0
      xrandr --auto
      xrandr --dpi 96



    上記の設定を終え、再起動するとNVIDIAGPUが使用されるようになった。

    参考 : 

    https://wiki.debian.org/NVIDIA%20Optimus#Using_NVIDIA_GPU_as_the_primary_GPU

Debian 12 bookworm LXQt版をインストール - その1 (ブータブルUSB作成、OSのインストール)

先日、普段メインで使っているPCに入っているLinuxLinux mint 21.1 vera Xfce から Debian 12 bookworm LXQt に切り替えた。

その時にやった手順を大まかにまとめる。

 

今回DebianをインストールしたノートPCのスペックは以下。

 

インストール手順

  1. Debian公式サイトから、debian-12.1.0-amd64-netinst.iso をインストール。
    https://www.debian.org/download


  2. インストールしたOSイメージを、ブータブルUSB作成ソフトを使って、USBメモリに書き込む。筆者は Raspberry Pi Imager を使った。
    https://www.raspberrypi.com/software/
    「OS」にはダウンロードしたisoファイル (debian-12.1.0-amd64-netinst.iso) を、「ストレージ」には書き込み先のUSBメモリをそれぞれ選択し、「書き込む」をクリック。


  3. DebianをインストールするPCの電源がOFFになっていることを確認し、2. でOSイメージを書き込んだUSBメモリを挿す。


  4. PCに電源を入れると同時にF7キーを押しっぱなしにしてBoot menuを表示。
    このBoot menuを表示するショートカットキーはマザーボードによって異なるので、もしBoot menuが開けなかった場合は、PCを再起動しF7〜F12, Del辺りのキーを片っ端から押して、どのキーがショートカットになっているのか確認してください。


  5. 上下キーでUSBメモリの項目を選択しEnter。


  6. 出てきたメニューの中の「Graphical install」を選択しEnter。インストーラを立ち上げる。


  7. 各種設定を行う。

    • Setect a language : 「日本語」を選択。

    • 場所の選択 : 「日本」を選択。

    • キーボードの設定 : 「日本語」を選択。

    • ネットワークの設定
      • プライマリネットワークインターフェイス : 表示された一覧から任意のネットワークを選択し、接続。

      • ホスト名 : 任意。

      • ドメイン名 : 記入なし

    • ユーザとパスワードのセットアップ
      • 新しいユーザの本名 : 任意。別に本名でなくても良い。

      • root のパスワード : セキュリティを厳重にしたいなら任意のパスワードを記入。sudoでサクッとrootにログインしたいなら空欄のまま「続ける」を押す。

      • あなたのアカウントのユーザ名 : 任意のユーザ名を記入。

      • 新しいユーザのパスワードを選んでください : 任意のパスワードを記入。rootのパスワードとは異なり、こっちは入力必須項目。

    • ディスクのパーティショニング
      • パーティショニングの方法 : 今回はデュアルブート等はやらないので「ガイド - ディスク全体を使う」を選択。

      • パーティショニングするディスクの選択 : OSのインストール先のSSD, HDDを選択。

      • パーティショニング機構 : 「すべてのファイルを1つのパーティションに (初心者ユーザには推奨)」を選択。

      • パーティションの確認画面が表示されたら、「パーティショニング終了とディスクへの変更の書き込み」を選択。

      • ディスクに変更を書き込みますか? : 「はい」を選択。

    • パッケージマネージャの設定
    • popularity-contest を設定しています
      • Debian パッケージ利用調査に参加しますか? : 「はい」を選択。

    • ソフトウェアの選択
      • インストールするソフトウェアの選択 : 今回はLXQt版をインストールするので、「GNOME」のチェックを外し、「Debian デスクトップ環境」、「... LXQt」、「標準システムセキュリティ」の3つにチェックを入れて、「続ける」を押す。


  8. 「インストールは完了し、新しいシステムを...」の画面が出たら、USBメモリを抜いて「続ける」を押しPCを再起動。
    途中、GRUBメニューが表示されるので「Debian GNU/Linux」を選択する。


  9. サインイン画面が表示されるので、先程設定したユーザ名、ユーザのパスワードを使ってサインイン。


これでOSのインストールは完了。初期設定、ドライバのインストール等の手順は次回。

Minecraft Beta 1.7.3 シングルプレイでスキンを適用する方法

私は普段Minecraftを遊ぶ時、自分用のスキンを適用して遊んでいる。

しかし、今自分が遊んでいるバージョンのうち、最も古いバージョンである Beta 1.7.3 では、なぜか設定したスキンが適用されず、デフォルトのスキンであるスティーブに戻ってしまっていた。

ただ、別にスキンを適用しなくてもMinecraft自体は問題なく遊べるので、この問題については放置していた。

しかし先日、改めて気になったので色々調べた結果、 Beta 1.7.3 でのシングルプレイモードでスキンを適用する方法が分かったので、ここにメモを残しておく。

 

やり方 :

  • テクスチャパックを作り、その中に自分用のスキンの画像ファイルを入れる。

 

 

  1. どこでもいいので適当な場所に "mob" という名前のフォルダを作成。今回は例としてデスクトップに作成した。



     

  2. その中に、スキンの画像ファイルを "char.png" という名前でコピペ。


    注意点として、画像の解像度が 64x32 でないといけない。(現在のMinecraftのスキンの画像の解像度は 64x64)
    以下のサイトより、 64x64 のスキンの画像を 64x32 のものに変換できる。
    https://mcskins.top/x64-to-x32

     

  3. mobフォルダを適当な名前を付けてzip形式で圧縮する。Windowsなら7-zip, WinRAR等で。


     

  4. beta 1.7.3 のプロファイルフォルダ (デフォルトなら .minecraft) の中にある "texturepacks" フォルダの中に3. で作ったzipフォルダをコピペ。

     

  5. Minecraftを起動し、"Mods and Texture Packs" をクリック。

    4. で入れたzipフォルダを選択し「完了」。



     

  6. ワールドを開き、スキンが適用されていることを確認。



     

YouTube を見やすくする Tampermonkey スクリプト 「Tabview YouTube」 (Chrome 103 & Firefox 113.0.1)

動画の右側に、概要欄・コメント・関連動画をタブで切り替えて表示できるメニューが追加されます。




筆者のインストール環境

  • OS : Windows10 22H2
  • ブラウザ : Chrome 103 & Firefox 113.0.1




導入方法

.96ガロンデコのギア_Splatoon3-ver.3.0.0時点

筆者のプレイ環境

  • ウデマエ : S+0
  • Xパワー : 2200 ~ 2300 程度

 

 

着けてる量の多いギアパワーから説明。
ギアパワー表記は 57表記(メイン1個を10、サブ1個を3とする表記) を使っています。

  1. イカダッシュ速度アップ

    逃走、追撃、復帰など、どんな時でも活きる万能ギア。
    96は射撃中移動速度が遅い分、イカダッシュで相手との距離をとらなければならないので
    そのスピードを上げるイカ速は必須。
    着ける量は最低でも9。とにかく重要度が高いので、いくら着けてもいい。
  2. インク回復力アップ

    メインとシールドを併用することが多いので、とにかくインクを使う。ゆえにこのギアは必須。
    シールドを張った後にメインを撃てる量を増やしたいなら、メイン効率の方がいいが、
    私はすぐシールドを張りなおすか、シールドを置いた場所から離れることが多いので、インク回復の方が自分に合っていると感じた。
    着ける量は10 ~ 13くらいでいいと思う。
    また、前述したイカ速ギアと同じくらいの量を付けておくと、素早い移動でササッとインク回復できるのでおすすめ。
  3. 相手インク影響軽減

    96は足元にインクが落ちる頻度が5発に1回(60Fに一回)と少なく、よく相手インクに足をとられる。
    相手インクのダメージが積み重なって、少しの攻撃でもやられてしまうことがまあまあある。
    それを防ぐためにも、6 ~ 13 ほどほしい。
  4. スペシャル増加量アップ

    強力なテイオウイカの回転率を上げるために着ける。
    必須ではないが、ギアパワーの枠が余ったら着けたい。
  5. アクション強化

    メインのジャンプ撃ちのブレを少なくする。
    相手に詰められた時に、ジャンプ撃ちで攻撃をかわしつつ反撃できるようになる。
    着ける量は6で十分。これだけでジャンプ撃ちのブレが半分になる。
  6. スーパージャンプ時間短縮

    3着けるだけでスーパージャンプのチャージ時間が0.4秒ほど短くなり、前線から退避しやすくなる。
    多く着けても10。それ以上は要らない。

FirefoxのアドオンでYouTubeのGUIを改造する。

 

執筆時の環境(2022年8月2日時点)

OS:Windows10 64bit Home
ブラウザ:Waterfox G4.1.4 (64ビット)

 

 

1. 以下のアドオンを追加する。()内はそのアドオンの用途。

uBlock Origin (広告ブロック)
https://addons.mozilla.org/ja/firefox/addon/ublock-origin/

Tampermonkey (ユーザースクリプト導入)
https://addons.mozilla.org/ja/firefox/addon/tampermonkey/

Return Youtube Dislike (低評価数を表示する)
https://addons.mozilla.org/ja/firefox/addon/return-youtube-dislikes/

Clickbait Remover for Youtube (サムネイルを自動生成されたものに置き換える)
https://addons.mozilla.org/ja/firefox/addon/clickbait-remover-for-youtube/

 

 

2.アドオンマネージャーからそれぞれのアドオンを設定する。

まず、アドオンマネージャーを開く

URLバーに about:addons と打ち、Enter

 

 

ここから1.で導入したアドオンを設定する。

 

uBlock Origin の設定:

  1. uBlock Origin の項目の右にある「...」マークをクリック。

  2. 出てきたメニューの中から「オプション」をクリックして設定画面を開く。

  3. 設定画面上部の「フィルターリスト」タブを開き、「マイフィルター」にチェックが入っていることを確認。

  4. 設定画面上部の「マイフィルター」タブをクリック。

  5. 以下の文をコピー&ペースト

! ホーム画面のおすすめ動画を非表示
www.youtube.com##ytd-browse[page-subtype="home"] #primary

! 概要欄のコメント欄ボタンを非表示
www.youtube.com###comment-teaser

! コメントのアイコン・名前を非表示
www.youtube.com###author-thumbnail
www.youtube.com###author-text

! コメントの高評価・低評価ボタンを非表示
www.youtube.com###like-button
www.youtube.com###dislike-button

! コメントの高評価数を非表示
www.youtube.com###vote-count-middle

! 動画再生終了時のおすすめ動画を非表示
www.youtube.com##.ytp-show-tiles.videowall-endscreen.ytp-player-content.html5-endscreen

! 検索バーの横の音声検索ボタンを非表示
www.youtube.com###voice-search-button

 

  6. 「変更を適用」をクリック

 

 

Tampermonkey の設定:

  1. 以下のスクリプトをインストール

   Tabview Youtube
   https://greasyfork.org/ja/scripts/428651-tabview-youtube

   Flow Youtube Chat
   https://greasyfork.org/ja/scripts/411442-flow-youtube-chat

  2. Tampermonkey の項目の右にある「...」マークをクリック。

  3. 出てきたメニューの中から「オプション」をクリックして設定画面を開く。

  4. 設定画面右上の「インストール済みUserScript」をクリック。

  5. 先程インストールしたスクリプトが有効になっていることを確認
    「有効」の項目が緑色になっていればOK

 

 

Return YouTube Dislike の設定:

    特になし。

 

 

Clickbait Remover for YouTube の設定:

    特になし。

 

これで完了。

 

設定後のYouTube画面:

 

2022年8月8日追記 :
「uBlock Originの設定」のフィルター文に以下の文を追加しました。

! 検索バーの横にある音声検索ボタンを非表示
www.youtube.com###voice-search-button

 

2022年8月10日追記 :
1. のアドオンに Clickbait Remover for Youtube を追加。