Debian 12 bookworm LXQt版をインストール - その1 (ブータブルUSB作成、OSのインストール)

先日、普段メインで使っているPCに入っているLinuxLinux mint 21.1 vera Xfce から Debian 12 bookworm LXQt に切り替えた。

その時にやった手順を大まかにまとめる。

 

今回DebianをインストールしたノートPCのスペックは以下。

 

インストール手順

  1. Debian公式サイトから、debian-12.1.0-amd64-netinst.iso をインストール。
    https://www.debian.org/download


  2. インストールしたOSイメージを、ブータブルUSB作成ソフトを使って、USBメモリに書き込む。筆者は Raspberry Pi Imager を使った。
    https://www.raspberrypi.com/software/
    「OS」にはダウンロードしたisoファイル (debian-12.1.0-amd64-netinst.iso) を、「ストレージ」には書き込み先のUSBメモリをそれぞれ選択し、「書き込む」をクリック。


  3. DebianをインストールするPCの電源がOFFになっていることを確認し、2. でOSイメージを書き込んだUSBメモリを挿す。


  4. PCに電源を入れると同時にF7キーを押しっぱなしにしてBoot menuを表示。
    このBoot menuを表示するショートカットキーはマザーボードによって異なるので、もしBoot menuが開けなかった場合は、PCを再起動しF7〜F12, Del辺りのキーを片っ端から押して、どのキーがショートカットになっているのか確認してください。


  5. 上下キーでUSBメモリの項目を選択しEnter。


  6. 出てきたメニューの中の「Graphical install」を選択しEnter。インストーラを立ち上げる。


  7. 各種設定を行う。

    • Setect a language : 「日本語」を選択。

    • 場所の選択 : 「日本」を選択。

    • キーボードの設定 : 「日本語」を選択。

    • ネットワークの設定
      • プライマリネットワークインターフェイス : 表示された一覧から任意のネットワークを選択し、接続。

      • ホスト名 : 任意。

      • ドメイン名 : 記入なし

    • ユーザとパスワードのセットアップ
      • 新しいユーザの本名 : 任意。別に本名でなくても良い。

      • root のパスワード : セキュリティを厳重にしたいなら任意のパスワードを記入。sudoでサクッとrootにログインしたいなら空欄のまま「続ける」を押す。

      • あなたのアカウントのユーザ名 : 任意のユーザ名を記入。

      • 新しいユーザのパスワードを選んでください : 任意のパスワードを記入。rootのパスワードとは異なり、こっちは入力必須項目。

    • ディスクのパーティショニング
      • パーティショニングの方法 : 今回はデュアルブート等はやらないので「ガイド - ディスク全体を使う」を選択。

      • パーティショニングするディスクの選択 : OSのインストール先のSSD, HDDを選択。

      • パーティショニング機構 : 「すべてのファイルを1つのパーティションに (初心者ユーザには推奨)」を選択。

      • パーティションの確認画面が表示されたら、「パーティショニング終了とディスクへの変更の書き込み」を選択。

      • ディスクに変更を書き込みますか? : 「はい」を選択。

    • パッケージマネージャの設定
    • popularity-contest を設定しています
      • Debian パッケージ利用調査に参加しますか? : 「はい」を選択。

    • ソフトウェアの選択
      • インストールするソフトウェアの選択 : 今回はLXQt版をインストールするので、「GNOME」のチェックを外し、「Debian デスクトップ環境」、「... LXQt」、「標準システムセキュリティ」の3つにチェックを入れて、「続ける」を押す。


  8. 「インストールは完了し、新しいシステムを...」の画面が出たら、USBメモリを抜いて「続ける」を押しPCを再起動。
    途中、GRUBメニューが表示されるので「Debian GNU/Linux」を選択する。


  9. サインイン画面が表示されるので、先程設定したユーザ名、ユーザのパスワードを使ってサインイン。


これでOSのインストールは完了。初期設定、ドライバのインストール等の手順は次回。